心を整える

物事の見かたを変えてみよう

あなたは、何か自分に起こったことをすぐにネガティブにとらえる方ですか?

それともポジティブにとらえる方ですか?

これは、あなたの過去の経験からくるものかもしれませんし、親から受け継いでいる性格的なものかもしれません。

なので、どちらが良いとか悪いとかいうものではありません。

でも、やはり「良い眠り」を考えた場合には、誰しも日々わき起こる色々な感情というものを放っておくと、それに縛られて夜寝付けなくなったり、気になってしまって熟睡できないということにもつながります。

こんなときに、自分の感情を自分でコントロールする方法として、「リフレーミング」というものがあります。

これは、あなたに何かの出来事が起こって、あなたがついネガティブな感情を持ってしまったときに、そのとらえ方を意識的に変えることです。

例えば、

「上司から仕事のやり方に注意されてカチンときた」

ときなら、

「ムカつく」

といったネガティブな感情になる代わりに、

「気づきを与えてくれた」

ととらえる。

「会社のプレゼンで緊張しすぎてまともに話ができなかった」

ときなら、

「自分のだらしなさにがっかりする」

代わりに、

「今後自分が素晴らしいプレゼンターになるための一歩を踏み出せた」

ととらえる。

「パートナーと大喧嘩してしまった」

ときなら、

「パートナーのことにいちいち腹を立てる」

代わりに、

「パートナーと密なコミュニケーションを通じて、お互いのことを深く理解させてくれた」

ととらえる。

このような感じです。

出来事や結果というものは事実として存在するが、それをあなたがどう感じ取るかは、あなた次第です。

パートナーとの別れを「人生の失敗」ととらえるのか、「新しい自分の人生を踏み出せる最高の機会」ととらえるのか。

病気で長期間寝込んでしまったとき、「私は弱い人間」ととらえるのか、「健康というものをしっかりと見つめなおさせてくれた再出発の機会」だととらえるのか。

物事の見方によって、人は心理的な状態をいくらでも変えることができます。

自分の感情は自分でコントロールできるのです。

もちろん、長年染み付いたネガティブ思考といったものは簡単には変えられないかもしれませんが、少しでも自分の感情を自分でコントロールできたなら、それは大きな成長です。

「リフレーミング」

をぜひあなたも役立ててみてください。

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