あなたは寝相が良いですか?
それとも悪いですか?
寝相は人が寝ているときに無意識にとる体勢ですが、実はこの寝相によって、昼間に溜まった疲労や、体の緊張、硬直といったものを、解消しているのです。
夜中に体をリセットして、翌朝、快適に一日が始められるように自己調整しています。
だから寝相はとても大切な体の本能的な運動です。
また、寝相が良くて、夜中にあまり動かない方が健康な状態かと思いがちですが、
実は逆で、寝相が悪いほど、夜中に盛んに体が動くほど、体に元気がある証拠で、体の自己調整機能が盛んだと言えます。
体力がなくなると、寝相が良くなって、あまり動かなくなります。
寝相は体力があるかどうかのバロメーターとも言えます。
ちなみに、この寝相は、人によって、また体の疲れの具合によって色々な動きをするのですが、
例えば
頭がとても疲れている場合や、頭をよく使うタイプの人は、無意識に仰向けで両手を上げてバンザイの体勢をとったりします。
この姿勢が、頭の疲れをとりやすいからです。
食べ過ぎの状態だったり、慢性的に食べすぎている人は、うつ伏せで寝るようになります。
そうすると、体が楽になるからです。
また、体を丸くして小さくなって寝るタイプの方や、仰向けで大の字になって寝るタイプの方などもいます。
このように、寝相には個人差はありますが、寝相の役割はとても大きいものです。
今晩から、あなたも寝相を意識してみてください。
熟睡していたら、なかなかわからないものでしょうが、誰かご家族がいらっしゃるなら、自分がいつもどんな寝相をとっているのか、聞いてみると、その体勢というのは、自分の体の疲れと関係しているので、興味深いと思います。