今日は、毎朝爽快に目覚めるために一番大切なことを3つ挙げたいと思います。
私自身が、野口整体の学びとセルフコンディショニングの実践の中で習得したことをベースにお話しします。
⬛︎日中は体を十分に動かすこと
昔の人は、食べたり洗濯したり体を洗ったりするのでさえ体を相当に使っていたことと思います。
私は以前キューバで住んでいたとき、洗濯やら食材の準備、米の選別やら、色々なことに手間と時間がかかり、あっという間に時間がたってしまうなと感じたことがあります。
日本ではどこにでも食べ物が手に入る店があり、洗濯はほぼ全自動で、生活は驚くほど便利になった分、体をあまり動かさなくても日常生活ができてしまうようになりました。
でも、その弊害というのか、人間は当然ですが生き物ですから、体を動かすことで心身を健康に保てるようにできています。
現在はまだコロナ禍による自粛ムードが続いているので、どうしても外出が減ったりして動く機会も減ってしまいがちですが、そこは自分の健康を維持するための工夫が必要です。
夏であれば朝早く起きて散歩するとか、電車に乗る際も一駅分は歩いて行くとか、仕事場ではなるべくまめに歩くようにするとか、家の中でも体操やヨガなどをやるとか、工夫次第で色々できると思います。
世の中が外出禁止しているからと言ってそのまま考えることなく従うだけでは、自分の健康を害します。
ここは、心がけが大切ですが、日中、体を動かすことは睡眠の質を高める重要なポイントなので、是非意識してみてください。
⬛︎寝る前に体を十分にゆるめること
人は起きている間、体を動かしてもあまり動かさなくても、何かをやる限り体や頭は緊張するものです。
体と頭の適度な緊張は、必要なものです。
緊張が全くなければ生きていないのと同じですからね。
ただし過度な緊張や、ある部位に偏った緊張というのは、放っておいてもなかなかゆるまないので、積極的にゆるめる必要があります。
私が推奨するのは、普段体が疲れたと感じたら、その場で緊張した部分をゆるめる方法と、寝る前に全身をゆるめる方法です。
詳しくはセルフコンディショニング講座の記事も参考にしてほしいのですが、これを毎日の習慣にすると、疲れが蓄積しないようになります。
少しの時間で、体の緊張が取れるようになります。
そして、体がゆるむと、心理的な緊張(心配ごとやストレスなど)も取れていきます。
これも、眠りの質を良くして目覚めをよくするポイントなので、ぜひ頭に入れておきましょう。
⬛︎寝る前には心理的にリラックスした状態になること、明日の楽しみや希望をイメージすること
3つめのポイントは、心理的な状態です。
大きな精神的ストレスや心配などがある状態では、ぐっすり眠ることができません。
体を十分にゆるめることにより、精神的にもかなり落ち着くようになりますが、
なかなか心穏やかにならないような場合は、意識的に、そのストレスなり心配なりを軽減する必要があります。
例えば、感情を抑制してしまうと、それが体の緊張を招いて、体に悪影響を与えるので、感情は出来るだけ外に出してしまうことが大切です。
とは言え、大人でしたら素直に感情を出せる状況ばかりではなく、どうしても我慢したりしないといけないこともあるでしょう。
でもそんな時には、誰か理解してくれる方に、全部吐き出してしまうことができれば、かなりスッキリできます。
日頃から、友人など、自分の感情を全部話せるような人間関係を築いておくと良いです。
そして、寝る前には気持ちがスッキリした状態で、明日の楽しいことや、希望などを布団の中でイメージしてみましょう。